施設の女性たち グルヴァユール ケララ州

2018年3月~4月にかけてインドはケララ州にあるグルヴァユールに滞在した。

アユールヴェーダの治療法の一つであるパンチャカルマを受けるためだった。

私が滞在した施設は Ayur Today という家族経営の小さな施設だった。

コッテージが二つに普通の部屋が3つ。

今回は、その施設で出会ったインドの女性たちについて書きたいと思う。


私は、自分自身が女性でありながら、女性が苦手だ。

特に、一人では何もできないナヨっとしたところとか、連れだってトイレへ行ったりするところ、一人では外で食事もできないところがどうしても受け付けない。

ベッタリしてくる人を見ると、

「ビシっとせんかい!」

と喝を入れたくなってしまう。

しかし、インドの女性たちはそうしたベタベタした感じの無い、けれど素晴らしく女性らしくフェミニンであることがとても印象に残っている。

セラピストの二人。

リーラ アリア

ヒンドゥー寺院へ週に一回参拝へ行くところを激写。

35歳と20歳の二人だけど、姉妹のように仲が良かった。

お出かけの時や、昼間はみんなこんな色鮮やかな衣服を着ていて本当に素敵だ。

ところが、この2人は夜になると「洋服」に着かえるのだ。

彼女ら二人は施設に住み込みだったので、「仕事中」はこんないでたちをしていても、仕事が終わって夜になれば、Tシャツとバミューダパンツのパジャマへ着かえているのが、何とも言えず不思議な感じを醸し出していた。

道を歩いているインド人女性たちも、一様に民族衣装を素敵に着こなしているが、夜になったら家でTシャツとバミューダになるのかしら?

なんて、つい考えてしまう。

施設の女性たちが毎日着てくる服を見るのは、インドにいた間の密かな楽しみの一つだった。

一緒に滞在していたのがフランス人女性たちだったから、オシャレということであれば筋金入りだ。

みんなでファッションの話をしたり、インドの服について語り合ったりして盛り上がったものだった。

私が特に気になっていたのは、薬剤師の女性が着ている服と、女性ドクターが着ている服だった。

すごく素敵なものが多かった。

フランス人たちも、インド人女性の物腰のフェミニンさには目を瞠っていた。

立ち居振る舞いや歩き方からして、ものすごく女性らしい。

それは若いセラピスト二人も同様だったし、歳を重ねている女性らからは本当に頼もしい母性を感じずにはいられなかった。

思えば昔の日本にもそんな感じの女性は沢山いたように思う。

だけど最近は、そんな肝っ玉母さん風の女性はあまり知らない。

それほど、先進諸国の女性たちは中性化や男性化が進んでいるということだろう。

ここインドでは女性の地位が男性と比べたらすごく低いのだが、それが故に残されている女性らしさというものもあるような気がした。

誤解のないように書いておくが、だからと言って女性が男性の下の地位に甘んじていて良いということでは、もちろんない。

施設の庭にあるジャックフルーツの実を取りに来た女性。

フルーツを収穫するのは、男の仕事。

その実を使って料理をするのが女の仕事。

この日はジャックフルーツのカレーを作るのだと言っていた。

施設の庭にはグアヴァ、マンゴーなどの木も植えてあり、私たちは毎朝その果実を食べていたのだった。

庭で採れた果物を食べるって、東南アジアでは普通のこと。

施設の掃除係の女性。

彼女は毎日私たちの部屋を掃除してくれる女性。

年の頃は私と同じくらいか、少し上くらいか。

彼女はいつも何くれとなく私たちの面倒を見てくれていた。

何か問題があれば彼女が来て、

「何が問題?」

と、すぐに解決する意志を示してくれたので助かったものだ。

私の部屋に蟻が大量発生した際にも、彼女がすぐに対応してくれた。

お陰さまで安心して滞在を楽しむことができた。

石臼でニンニクを磨り潰して今夜のスープに入れるのだ。

調理係の女性は年配なので、力が必要な仕事はこの女性が代わりにしているのだろうかと思った。

施設には毎日料理をしてくださる年配の女性がいて、彼女はときどき自宅で採れたジャスミンの花を持ってきてくれた。

朝庭で摘んだ花を袋一杯に持ってきてくださる。

この女性はインドでは恐らく最下のカーストと思われ、熱のこもる暑いキッチンにこもって毎日私たちの食べる食事を作ってくださっている。

私たちだけでなく、施設に住み込みの従業員たちも同じ食事を食べる。

調理係の女性は、私を見るとなぜかいつも顔を撫でてくれた。

ニコニコと笑って、

「あんたは良い子だね」

と言っていた。

こういう辺りが、すごく母性的でたおやかな女性らしさを感じることろだと思う。

インドではジャスミンの花で髪を飾るのが女性らの楽しみの一つ。

街では髪にジャスミンを着けた女性が沢山歩いていた。

薬剤師の女性とアリア

セラピストのアリアは20歳。

でも20歳には見えなくて、私は彼女は14、5歳の少女かと思っていた。

アリアが髪飾りを作ってくれて、私もつけてみた。

朝作っても、夕方になればしおれて色が変わってしまう。

一緒に滞在していたフランス人女性二人と。

クロード シディア 私

下の写真は屋上にある食堂で。

クララが出発する日の朝にみんなで撮った。

クララ 薬剤師の女性 用務員の男性 シディア

薬剤師の女性と私は同年代かもしれない、それとも彼女の方が少し上か・・・

彼女の方がどっしりと落ち着いた大きな女性タイプで、私はどう見ても子供って感じだったけど、実年齢は変わらないかもしれないとふと思った。

彼女はやっぱり「お母さん」という感じ。

25歳も年下のアリアからですら、

「あなたって面白いわねー。面白いから、また来年も来て!」

と言われてしまうほど、私は子供っぽい部分を多分に残している人なのだ。

アリアとリーラは私のキャラを面白がっていて、私が鼻のあまたを蚊に刺されたときには二人に大笑いされたことが良い思い出。

インドの女性と一緒にいると、女性が苦手な私でも落ち着いて寛げたから、不思議だ。


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