ギトゥギトゥ(Git Git)の滝 シンガラジャ バリ島

2018年4月~6月にかけてインドネシアはバリ島へ滞在した。

2か月に渡る滞在の最後の週に、私はバリ島北部を巡る一泊二日の旅へ出た。

ガイド氏はバリ島滞在中ずっとお世話になっていたワイアン。

目指すは北の街ロヴィナだけど、道すがら立ち寄った滝があった。


ギトゥギトゥ(Git Git)の滝はわりと有名な観光スポットらしかった。

駐車場に車を止めた後、ワイアンと二人で滝を目指して歩いた。

かなり長い距離を延々とただ歩いた。

辺りはシーンと静まり返っていて、静寂が痛いほどだ。

狭い通路の脇には土産物屋が連なっているが、ほとんどはシャッターを下ろしている。

中には開けている店もあるが、店番の女性たちが店先で横になって昼寝していたりした。

呑気なものだ。

道すがら目についたパパイヤの木を撮る。

バリ島は・・・なんというか、日本がかつて有していたような、牧歌的な心象風景を多く残している場所のように思える。

日本と同じ農耕民族であることも共通しているし、稲作の風景も日本の田舎を彷彿させる。

遠くに滝が見え始めた。

なるほど、天然の滝としてはかなり大きいものだと思った。

滝に到着してみると、数人の観光客たちが渓谷に入って沐浴をしていた。

滝はものすごい風圧で、近づけない。

この場所に立っていてですら、背中から風圧を感じて水のしぶきを全身で受けている。

この場所は、ここが赤道直下の国であることを忘れるほど空気が冷たかった。

ヒンヤリとした静謐さを湛えた場所だった。

この日、私はこの場所のために水着を着て来ていた。

なので、いつでも水に入ることは出来た。

だけど、この場所の空気も渓谷の水も、予想外にとても冷たかった。

かろうじて足だけ水に入れていても、ジンジンとする冷たさに、あまり長時間は浸かっていられなかった。

ひとしきり滝と渓谷を堪能した後にふとみると、ワイアンが渓谷の淵に座ってジッと水の流れを見ていた。

「ここにお客さんを連れてくる度に、泳ぎたいって思う」

とワイアンは言った。

「だって水がとても澄んでいるから。こういう場所って、もうなかなかないでしょ?」

それを聞いて、バリ島でもそうなんだと思った。

私が生まれた実家の辺りは、昔は自然しかなかったものだけど、今では開発が進んで自然はほとんどなくなっている。

この滝は、かなり辺鄙な場所にあってアクセスは大変だけど、そのおかげでこの静謐さを保てているんだろうと思った。

静謐さって、今の時代では贅沢なものなんだと思う。


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プロフィール

 

1973年生まれ。

 

1993年から今までで19か国(一部地域)を訪れ、5か国での生活を経験しました。

 

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