モンキーアイランド ペナン島 マレーシア

2009年7月にマレーシアはペナン島を訪れた。

パートナーを選ぶときに、旅行のスタイルの違いを考慮に入れておいた方が良い。

なぜなら、お互いに旅の仕方が違うということが往々にしてあり得るからだ。

私と連れ合いもそのケースで、私と彼とでは旅の好みも仕方もまるで違う。

だから、行先を含めて計画が難航したり、計画倒れになることもよくあった。

行先だけは合意できても、現地で別行動ということも決して珍しくない。

やりたいこと、過ごし方が違うのだから、それが一番効率的と言えばそうなんだろうと思う。

ペナン島でも、そうした状況が発生した。

朝からホテルのビーチで寛いでいた私は、現地の人から、近くに野生の猿の群れを見られる島があることを聞いた。

ボートでその島まで行って、猿にパンを上げたりして触れ合えるという。

動物が大好きな私にはもってこいのアトラクションだった。

それに対して連れ合いは、街までいってお釈迦様の涅槃像を見たいと言う。

私はと言えば、ここまで来て何もそんなものを見に行かなくても・・・しかも街まで(ゲンナリ)と思ってしまう。

そこで、この日は二人は別行動を取ることで合意した。

私はモンキーアイランドへ、彼は街へ。


ホテルのビーチから、写真に写っているボードへ乗ってモンキーアイランドまで行く。

参加者は私だけだ。

持ち物はカメラだけ。

野生の猿に会ってパンを上げるところを夢描きながら胸が膨らんでいた。

島まではボートで15分くらいだったか・・・。

それほどかかったという記憶はない。

無人島だけど、ピクニック施設があったり、ビーチから人が来て猿と触れ合ったりBBQをしたりしている場所らしかった。

到着。

で・・・・猿はどこ?

よくよく見渡してみたけれど、猿は見えない。

「猿はどこ?」

それほど広くはない島内を歩いて猿を探し始めた。

島にはマリンスポーツをしに来ている人たちがいて、中に日本語を話す現地ガイド氏がいた。

「今日、猿、いない」

私:「え?」

日によって、猿が出てくる日と出てこない日があるらしい。

猿のご機嫌による、と。

「今日は・・・猿、いないよ・・・」

私:「・・・・・」

確かに、猿は見えない。

・・・・・・・・・。

どれほどここに居たのだろうか・・・・。

お金を払ってまでこの島へ来た目的が果たせないままに、無為に時間だけが過ぎた。

ただ立ち尽くすより他に、やることがない。

猿の餌付けがこのツアーの唯一のアトラクションなのだから、それが出来なければ、ただ立ち尽くすより他することはないのだ。

釈然としない気持ちのままビーチまで戻ると、連れてきてくれた現地の人が、少し申し訳なさそうな顔をして立っていた。

「猿、いなかったよ」

という私に、無言で両肩を上げる彼。

彼に言っても仕方のないことではあるけれど、なんともやりきれない無念さが残る。

再びボートに乗って、ホテルのプライベート・ビーチまで戻るのだ。

来る道すがら期待に膨らんでいた胸は、ぺしゃんこにしぼんでしまっていた。


猿は見れなかったけど、帰りのボートの中から、岩場で日向ぼっこをしているアリゲーターを沢山見た。

アリゲーターはすごく沢山いた。

猿がいなかったことで少し申し訳なさそうにしていた現地の人が、その代わりというわけでもないのだろうけど、アリゲーターが沢山いる岩場まで回ってくれたのだ。

それを見に来たわけではなかったけど、結局アリゲーターだけがこの日の収穫となった。

猿は見れなかったけど・・・アリゲーターがいっぱいいたから、まっいっかー・・・

とはならんだろう、やはり。

支払った料金のことが、胸に重苦しく引っかかっていた。

ホテルのビーチが見えてきた。


部屋へ戻って、ぼんやりと海を眺めながら、連れが街から戻るのを待った。

連れは夕暮れ近くに戻った。

モンキーアイランドに猿がいなかったことの顛末を、悔しさいっぱいに語る私の話をジッと聞いていた彼は、

「仏像を観に行く道すがら・・・植物園へ立ち寄ったんだ。そこに、沢山猿がいたぞ」

私:「え?!」

写真は連れが撮ってきた仏像。


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